
街中をドライブしていると、以前お馴染みだった建物が風変わりしているのが少し残念な今日この頃です。赴任した時の事務所が今はレストランになってしまっていたり、その隣の平屋だったローカルレストランが、どでかい日本食レストランに変貌していたりしています。
当時のままの建物といえば、旧日本大使館(1992-2002)。フランス・コロニアル風の建物です。内戦により治安が悪化した1975年に日本国大使館は一時閉鎖されましたが、日本外交も関与した1991年10月カンボジア和平パリ協定を経て、1992年3月に正式に再開されました。当時はトンレサップ河沿いのホテルカンボジアーナ内にありましたが、同年この写真の民家に移転しています。内戦が終結し、難民を帰還させ、カンボジアでの第一回国民総選挙のために皆が一体となって活動していた時です。
午前11時頃になると近所からソムローマチュー(カンボジアのすっぱいスープ)の匂いが窓やドアの隙間から流れ込んできたり、部屋のドアは蹴ればすぐに開いてしまいそうな木製のドアで鍵をかける意味があるのか疑わしいものでした。重要書類がいっぱいなのに・・・大丈夫かいな?と笑っていられるくらいのどかな雰囲気でした。(もちろん警備はいました。)
2002年3月には現在の場所へ引越し、同年は大使館再開10周年を記念して、きずな橋渡り初めや盆踊り大会を野外の公園で行いました。先日引越しをした際に見つけた、当時裏方をしたその時の記念Tシャツは、現在わが車の後部座席カバーの一つになっています。
